社員インタビュー

オオキタ・コーポレーションで働くスタッフに突撃インタビュー♪

当社を選んだ理由、やりがい、ライフワークバランスなど、先輩たちが本音で語ります!

ホーム長 グループホーム夢楽園/2007年入社

ホーム長
グループホーム夢楽園/2007年入社

センター長 シティヴィラ大供/2019年入社

センター長
シティヴィラ大供/2019年入社

サポートカウンセラー(営業) シティヴィラ大供/2011年入社

サポートカウンセラー(営業)
シティヴィラ大供/2011年入社

副主任 グループホーム楽々園/2008年入社

副主任
グループホーム楽々園/2008年入社

介護職 グループホーム夢楽園/2009年入社

介護職
グループホーム夢楽園/2009年入社

ホーム長 | グループホーム夢楽園/2007年入社

INTERVIEW01
「あたりまえの暮らし」を最期まで。信頼する仲間とともに思いやりのケアを。
PROFILE ───── 前職は訪問介護ヘルパー。当社へは経験を広げるため入社し、最初はパートとして『グループホーム夢楽園』で勤務。2013年に正社員となり、『グループホーム夢咲園』で2年半ホーム長を務める。その後ホーム長として再び『夢楽園』へ異動し、現在に至る。子育てしながらキャリアを積んだワーキングママでもある。

INTERVIEW /

インタビュー

訪問介護ヘルパーから転職して変わったことは?

グループホームで、仲間と連携する楽しさを知りました

幼いころから一緒に暮らした祖母が亡くなったとき、もっと一緒に過ごしたかった、もっと優しくしたかった、という思いが残りました。祖母とはもう会えませんが、もともと好きだった高齢者の方にできることをしようと、介護を選んだんです。最初にチャレンジしたのは訪問介護。はじめての介護は楽しくて、他の現場も経験したくなり、子どもの小学校入学を機に『グループホーム夢楽園』に入社しました。訪問介護とホームの違いは、仲間の多さ。訪問介護は基本的に利用者様と1対1ですが、グループホームでは常時7名体制、計22名の職員で利用者様をケアしており、仲間と一緒により良いケアを考える楽しさを知りました。業務だけでなく研修でも、利用者様の生活を体験する「利用者体験」で多くの気づきを得るなど、新しい環境で学べたことは多かったです。

子育て経験者だからこそわかる当社の良さは?

仕事だけでなく、子育ての悩みも相談できる仲間がいます。

子育て真最中のころ、夏休みには子どもを連れて出勤する日もありました。利用者様に宿題を教えてもらったり、遊んでもらったり……。とても心温まる時間だったと思います。やがて子どもが成長すると、思春期ならではの心配事が出てきましたが、同世代の子を持つ同僚の「うちもだよ」「それでも仕事を続けられているよ」という言葉に励まされました。学校行事や子どもが病気の際はシフトを融通してもらったり、日曜の休みも対応してもらったりと、当時はずいぶん希望を聞いてもらいましたね。今度は私が、それぞれの家庭の事情を考慮し、子育て中の職員を支えていけたらと思います。同時に、研修や勉強会などモチベーションを保てる環境づくりを継続し、職員に長く働いてもらいたいです。

仕事をするうえで意識していることは?

丁寧な接遇。管理職としては、声をかけやすい上司でありたい。

介護をするうえで意識しているのは、丁寧なあいさつ・言葉遣い・ふるまいです。利用者様が安心して過ごせるよう、自分本位にならない接遇を心がけています。今後は、職員全体の接遇スキルの向上も課題。介護施設が増える今、選ばれる施設であるために、事業所内で毎月行われる勉強会では接遇のポイントをその都度伝えています。管理職として意識しているのは、声をかけやすい雰囲気づくりです。いつも忙しそうだと声をかけにくいので、忙しいときでも余裕のあるふるまいで、相談しやすい上司を目指しています。私以外にも、『夢楽園』には、助けてほしいときに助けてくれる、一生懸命に教えてくれる先輩がたくさんいます。私が子育てと両立できたのも、ホーム長の役目を果たせているのも、信頼する仲間のおかげです。

介護職の魅力を教えてください。

ご家族様の「最期がここでよかった」という言葉が宝物です。

「最期は病院ではなく、お父さん・お母さんが住み慣れた場所で、一緒に暮らしてきた仲間や家族と…」。そんな思いから、グループホームでの看取りを希望されるご家族様は多いです。看取りは利用者様だけでなく、ご家族様への支援でもあります。ご家族様のご希望をなるべく実現するため尽力し、「最期をここで迎えられてよかった」という声をいただいたときは、頑張ってきてよかったと思いました。介護は、単なる高齢者のお世話ではありません。人間同士のお付き合いをする中で、ユーモアある会話を楽しんだり、やさしさにふれたり、多くのことを教わったり……。利用者様の人間力に引き込まれるとき、介護という仕事の魅力を感じます。新人さんにもぜひ知ってほしいです。

\ SCHEDULE /

一日の流れ

9:00 出勤
出勤をするとまずは申し送り。メールや介護記録に目を通し、利用者様の様子・本日の予定を確認します。
10:00 ティータイム
会話を交わしながら、紅茶やコーヒーを楽しみます。お茶を飲みながら体調やご様子をうかがう時間でもあります。
10:30 環境整備
玄関周りや園庭の掃除・水やりをして、施設をキレイに。
11:00 買い物・発注
必要な備品や消耗物品などの買い物や発注を行います。
12:00 昼食・休憩
利用者様と一緒に楽しく食事します。
13:00 書類の作成・整理
パソコンで書類を作成。期日までに提出します。
15:00 ご家族様対応
ご家族様へはこまめに電話連絡をしています。面会時には近況報告やケアプランなどの説明も行います。
16:30 勉強会・施設内研修の準備
勤務環境やケア内容の改善のため、勉強会や研修を実施しています。勉強会は毎月行われ、1回だいたい1時間前後です。
18:00 退勤
今日の業務は終了です。お疲れさまでした。

\ MESSAGE /

先輩からのメッセージ

イラスト:女性

当社の基本理念「思いやりの心」で、働きやすい職場をつくっています。人と関わるのが好きな方は、利用者様が最期まで「あたりまえの暮らし」を送れるよう、一緒にお手伝いしませんか。『夢楽園』は職員の年齢層が20~60代と幅広く、新人さんに一生懸命指導してくれる先輩が多い施設です。職員も利用者様も少人数だからこそ、コミュニケーションも密に取れます。はじめて介護をする方におすすめの環境ですよ。

センター長 | シティヴィラ大供/2019年入社

INTERVIEW02
介護は人として成長できる仕事。利用者様と関わり、前向きになりました。
PROFILE ───── 販売員から転職し、7年間他社のグループホームで勤務。当社へは2019年に入社し、当初は『シティヴィラ大供』の小規模多機能型居宅介護で勤務した。2020年6月からは同施設の訪問介護センターでセンター長に。目標はケアマネジャーの取得。

INTERVIEW /

インタビュー

当社に転職してよかったことは?

複合型の施設だからこその、幅広い経験を積めました。

両親が共働きだったので、祖父母や近所のお年寄りに大切にされて育ち、高齢者の方との楽しい思い出がたくさんありました。大人になって販売員になりましたが、「さらに人の役に立てて、自己成長できる仕事を」と考えたとき、介護が浮かんだんです。最初はグループホームで7年勤め、介護福祉士・社会福祉士・福祉住環境コーディネーター2級を取得。当社に移ったのは、資格を活かし、グループホームではできない経験を積みたかったからです。入社してみて、期待通り仕事の幅が広がりました。『シティヴィラ大供』にはデイサービス・居宅介護支援事業所・サービス付き高齢者向け住宅・訪問介護センター・小規模多機能型居宅介護があり、多岐にわたる経験を積めます。利用者様の要介護度も1~5まで幅広いため、介護度を問わず楽しめるレクリエーションを考えるなど、当施設ならではの経験ができました。

介護をしていて大変だったことは?

持病の腰痛。好きな仕事を続けたくて、付き合い方を考えました。

幼少期のケガが原因で腰椎すべり症を抱えていたため、介護をはじめるにあたり不安もありました。仕事をはじめるとやはり腰痛の症状が出ましたが、どうしても介護を続けたくて習慣を見直すことにしたんです。腰に負担のかからない介護技術の習得や、シャワーではなくお湯に浸かる、疲労感を覚えたら早めにほぐしに行くなど、体のケアも心がけました。持病があっても頑張れるのは、やっぱり好きな仕事だから。利用者様によろこばれることがうれしいんです。

ちなみに腰痛のときは、有給休暇を取ってケアしたり、腰に負担のかかる業務を代わってもらったりもできます。大変なことに直面しても、習慣を見直し、新しい方法を学び、何より周囲に相談すればきっと乗り越えられますよ。

介護を通して考え方に変化はありましたか?

「本当のコミュニケーション」を学び、前向きな自分になれました。

入所直後の利用者様は不安を抱えていることが多いです。中には「帰りたい」とこぼす方もいますが、毎日顔を見てお話しするうちに、職員や周りの利用者様と打ち解けられます。最初は不安気だった方の楽しそうな姿や、「ここに入ってよかった」の一言は本当にうれしいです。介護に携わるまでは「コミュニケーション=良い話しをする」だと思っていたので苦手意識がありましたが、相手の話を聴くことや、共に行動することもコミュニケーションだと学びました。身近な人との死別などの辛い経験も、相手を理解する糧になると気付き、介護を通して前向きになれた気がします。2020年現在は、感染症の流行によって居室で孤独を感じる利用者様が多くいます。訪問介護でのコミュニケーションが癒しになっていれば幸いです。

『シティヴィラ大供』はどんな職場ですか?

上司、同僚、用務員さん。人に恵まれた職場です。

はじめての管理職に挑戦する勇気を持てたのは、上司に相談しやすい環境があったから。センター長になってからも、なんでも相談できる風通しの良さに助けられています。訪問介護センターの職員は10代~70代と幅広く、年齢に関係なく協力し合って働いています。介護職員だけでなく、2名の用務員さんも熱心にお掃除をしてくださり、白を基調とした施設はいつも清潔です。車椅子や照明の修理までしていただき、感謝しかありません。そんな素晴らしいメンバーの個性を活かし、よりチームワークの良い職場をつくることが私の目標。チームワークがさらに良くなれば、利用者様にも良い雰囲気が伝わりますからね。さらに安心で温かい施設を、仲間たちとつくりたいです。

\ SCHEDULE /

一日の流れ

6:45
出社
申し送り、連絡事項や当日のスケジュールなどを確認します。
7:00
起床介助・朝食
『シティヴィラ大供』内のサービス付き高齢者向け住宅にある利用者様の居室へ訪問。起床をお手伝いして食堂にご案内し、朝食配膳・配薬・配茶を行います。
8:00
居室を訪問
8時~16時に約5件の居室を訪問。1部屋30分~60分の間に、掃除や入浴介助を行います。ケアの内容や時間は、利用者様のケアプランにより異なります。
11:40
昼食
食堂に利用者様をご案内し、昼食配膳・配薬・配茶を行います。
12:30
電話・来客対応、書類作成など
訪問以外の時間は、主に事務所で電話・来客対応や、各利用者様のケアマネジャーとの連絡を行います。ヘルパーの訪問スケジュール・勤務表の作成、アセスメント・モニタリング・訪問プランの作成、月末・月初にはケアマネージャーへの状況報告・請求業務もあります。
16:00
退勤
今日の業務は終了です。お疲れさまでした。

\ MESSAGE /

先輩からのメッセージ

イラスト:女性

いきなり1人で居室を訪問することはなく、最初は先輩と一緒に訪問します。1回目は先輩のケアを見て、2回目は実際にやってみる…という流れで教えるので、未経験でも安心してください。分からないことはなんでも質問し、気付いたことは積極的に教えてほしいです。その場で答えられないことも、後で調べて必ず答えます。介護は何年勤めても勉強することが多く、人間として成長できる仕事です。あなたも当社で成長しませんか。

サポートカウンセラー(営業) | シティヴィラ大供/2011年入社

INTERVIEW03
チャレンジしやすい風土が魅力。職員の提案を叶え、挑戦を応援する会社です!
PROFILE ───── 大学卒業後、介護付き有料老人ホームで働く中で、施設運営に興味を持つ。当社へは『シティヴィラ大供』の生活相談員として入社。その後『ヴィライフ岡南』の施設長を2年半務め、2019年に再び『シティヴィラ大供』へ。現在はサポートカウンセラーを務める。所有資格は、社会福祉士・介護福祉士・ケアマネジャー。

INTERVIEW /

インタビュー

当社に転職してよかったことは?

20代で管理職を経験するチャンスをもらえました。

介護職として現場を経験する中で、施設運営に興味を持ち、当社に転職しました。オオキタ・コーポレーションは、生活相談員としては未経験だった私にチャンスをくれた会社。私が管理者を志していると上司に伝えたところ、20代でリーダー・センター長・施設長も経験するチャンスもいただきました。現在はサポートカウンセラーとして、施設の営業や社外対応などを行っています。営業にうかがうのは、老人介護保健施設や居宅介護支援事業所、病院など。退所・退院後の行き先をお探しの方や、お家での生活が難しい方がいらした際の選択肢として、当社の施設をご提案し、空室情報をお教えしています。お客様に専門的な質問をされる機会も多く、介護職としての経験が活きる仕事です。

現在の役職・サポートカウンセラーとは、どのようなポジションですか?

「施設長」以外の、新たなキャリア像。外部とのパイプ役です。

サポートカウンセラーは、私の提案で新たに誕生したポジションです。介護施設は、どうしても閉鎖的になりがち。情報を発信する「会社の顔」がいたほうが発展するのではないかと考え、対外活動を行う職種を提案しました。同時に、キャリアの選択肢が多いほうが職員の定着率が上がるのではないか、という狙いもあります。施設長だけでなく、外部とのパイプ役になる道もある。そんな新たな将来像を後進に提示する意味でも、このポジションを確立させたいです。オオキタ・コーポレーションは、職員の挑戦を後押しする会社です。チャレンジしやすい風土だからこそ、決断力や客観的に物事を見る力を養えたのだと思います。

営業活動の際に心がけていることは?

利用者様の幸せが最優先。ときにはライバル社とも連携します。

介護はボランティア色の強い仕事に思えますが、ボランティアでは経営が成り立たないため、法人全体の空室を埋め、利用者様を増やす努力が必要です。ただ、あまりにも利益を優先して無理に利用者様を受け入れると、利用者様にリスクを負わせてしまいます。そこで、入居の相談をあっても受入れが難しい場合は、無理せずつながりのある別の法人様を紹介するんです。私が見学した施設であれば自信を持ってご紹介できますし、利用者様のためになりますからね。ライバルではありますが、良い活動は見習い、ときには協力する。横のつながりを大切にしながら地域の高齢者を支えています。最近ではソーシャルワーカーさんなどからも信頼を得て、「どこか知りませんか~?」とお問い合わせをいただく機会が増えてきました。

新人さんに大切にしてもらいたいことは?

介護はサービス業。奉仕の心を大切にしてほしいです。

飲食店や小売店と違い、介護施設は一度入居されたお客様が基本的には離れません。そのためかサービス業という意識が薄れ、言葉遣いや態度が崩れてしまう傾向があるのではないか、と私は考えます。接し方が丁寧でなくなると、サービスの質の低下にもつながりかねません。そこで当社では「介護はサービス業」であると職員に周知し、接遇に力を入れています。新人さんにも、ぜひ利用者様に奉仕する気持ちを大切にしていただきたいです。以前、私が社会福祉士の実習でお世話になった施設の施設長様から「人生の最終コーナーの良き伴走者たれ」という言葉をいただきました。現場でも、営業活動でも、目的は人生の最終コーナーを伴走すること。これからも当社の理念である「思いやり」を胸に、利用者様に伴走し続けます。

\ SCHEDULE /

一日の流れ

9:00
出勤・申し送り確認・メールチェック
お客様によって訪問できる時間帯が異なるため、フレックスタイム制を採用。遅くにお客様先を訪問する際は、翌日の出勤も遅らせる、というように柔軟に調整しています。
9:30
往診対応・業者対応
往診対応は基本的に主任以上の役職者で行っています。清掃用具の業者や建具屋さんなど業者への対応も私の仕事です。
10:00
問合せ対応・見学対応・職員採用面接
最近は採用面接も担当。未経験でも、緊張で上手に話せなくても、応募者が持つやさしさを重視して採用する方針です。ちなみに経験者には、介護をしていて感動した出来事をうかがっています。
11:00
事業所空室確認・営業準備
目標は、会社全体の空室をゼロにすること。昼からの営業に向けて準備をします。
13:00
営業・他施設訪問
病院・老人保健福祉施設・居宅介護支援事業所などを訪問し、当社の施設をご案内。空室情報をお渡しし、候補の一つにしていただきます。
17:30
帰社・メールチェック・日報
施設に戻ったら、メールチェックと日報の記入をします。
18:00
退勤
本日の業務は終了です。お疲れさまでした。

\ MESSAGE /

先輩からのメッセージ

イラスト:男性

介護の現場にはたくさんの「ありがとう」が飛び交っています。施設長時代には、利用者様・ご家族様にご迷惑をおかけし、信頼回復の難しさを痛感した苦い経験もありますが、それでも感謝の言葉をいただくと、また頑張ろうと思えました。『シティヴィラ大供』には、介護に対する熱い想いを持った職員が多く、「負けていられない」とさらに成長できます。あなたも熱い仲間と働きませんか!

副主任 | グループホーム楽々園/2008年入社

INTERVIEW04
人生の最終章を、苦痛なく楽しい時間に。利用者様の歴史に寄り添う仕事です。
PROFILE ───── 短大で介護福祉を学び、2008年に新卒で入社。自宅近くの『グループホーム楽々園』で勤務をはじめる。現在も『楽々園』に所属し、副主任としてチームをまとめている。

INTERVIEW /

インタビュー

新卒で飛びこんだ『楽々園』の第一印象は?

友だちのお家を訪ねたような温もりを感じました。

短大を卒業する年の元旦、ポストに当社の求人広告が入っていました。なかなか就職が決まらない中での出会いに、さっそく面接を受けたところ、見事採用が決定。『楽々園』をはじめて訪れたとき、施設というよりお家のような雰囲気を見て、ここならやっていけそうだと思いました。入社後は基礎研修にはじまり、習熟度に応じてさまざまな研修を受けました。特に印象に残っている研修が、グループディスカッション。各施設から集まった20~30名の職員が4~5人ずつの班に分かれ、「職場環境」「コミュニケーション」などのテーマについて話し合い、模造紙にまとめるという内容です。私はテーマに対してネガティブに考えがちでしたが、同じグループにはポジティブな人が多く、良い刺激になりました。他施設の職員から学んだことを自分の業務に還元できるのも研修の良さです。

認知症の利用者様と仲良くなるコツを教えてください。

症状ではなく、「人」に興味を持つこと。

『楽々園』の利用者様は、みなさん認知症を抱えています。認知症の利用者様と仲良くなるコツは、症状ではなく「その人」に興味を持つこと。どんな人生を歩んできたのか、興味を持って会話し、ときには共通点を見つけて盛り上がる。人間関係のはじまり方は認知症であっても変わりません。もちろん、せっかく仲良くなっても明日には記憶がないこともあります。でも、それなら再び、新しく人間関係をつくれば良いだけなんです。私はここで働くうちに、認知症の方を特別な存在だとは思わなくなりました。病院などで幅広い世代の患者さんに囲まれてはじめて「こんなにおばあちゃんだった?」と驚くくらい、ホームでは高齢者や認知症患者ではなく、メンバーの一員としてイキイキと過ごされています。

仲間との忘れられない思い出は?

「倒れそうになったら支える」という言葉に支えられました。

実はこれまでに、1ヶ月休職したことがあります。利用者様を思った行動が裏目に出て、心が疲れてしまったんです。すでに役職に就いていましたが、上司は責めることなく休職を許可してくれました。ところが休んでみると、4日目には働きたくなって。介護から離れたことで逆に落ち込んだ自分がいました。長年一緒に働いてきた職員からも、「倒れそうになったら支える」「あなたにいてほしい」と励まされ、とても感動し、続けるという結論を出せました。もしかすると今後、部下が同じ状況になるかもしれません。そんなときは、私がしてもらったように支えたい。「ここにいて大丈夫だよ」と伝えたいです。仲の良い職場なので、ときには仲間との雑談で気分転換しながら、自分を追い詰めずに続けてほしいですね。

看取りの瞬間は、どんなことを感じていますか?

全力を尽くした最期は、悲しみよりも穏やかな感情が残ります。

『楽々園』では看取りも実施しています。病院ではないため医療行為の必要はなく、できるだけ苦痛を感じさせないように、最期の一瞬まで生活を支えることが私たちの看取りです。亡くなると分かっているからこそ、後悔がないよう、できるケアはすべてしています。一生懸命にお支えして迎えた最期は、悲しみよりも「お疲れさまでした」という気持ちのほうが大きいです。後悔がなければ「死」は怖いものではないと、仕事を通じて教わりました。利用者様を見送ってしばらくした後、ご家族様から職員一人ひとりに手紙をいただいたことがあります。今までのケアへの感謝がしたためられていて、涙が出るほどうれしかったです。介護は人の役に立つ素晴らしい仕事だと、改めて思いました。

\ SCHEDULE /

一日の流れ

10:00
出勤
仕事前には体温測定・手洗い・うがい。夜勤明けの職員に変更点がないか確認してから業務に入ります。1日の最初の仕事は、利用者様の水分補給です。
10:10
入浴介助・リハビリ体操など
12時までの時間は、排せつ介助・入浴介助・リハビリ体操などを行っています。
12:00
昼食
基本的には職員が昼食をつくりますが、簡単な調理なので料理が苦手でも大丈夫。リハビリとして利用者様と一緒につくる日もあります。場合によっては食事介助も行います。
13:00
昼寝のお手伝い・レクリエーション
引き続き排せつ・入浴介助と、昼寝のお手伝いを行います。レクリエーションでは遊びだけでなく、洗濯物の片付けなどの「家事レクリエーション」を行うこともあります。
15:00
おやつ
職員でも簡単に用意できる内容です。利用者様と用意するときは、利用者様には「こねる」「まぜる」など簡単な工程を担当してもらいます。
17:30
夕食
夕食が済むと就寝準備を行い、夜勤者にバトンタッチします。
19:00
退勤
今日の業務は終了。お疲れさまでした。当施設は早出・日勤・遅出・夜勤の4交替制ですが、昼間の時間帯であれば今回ご紹介した遅出出勤が1番多いです。

\ MESSAGE /

先輩からのメッセージ

イラスト:女性

『楽々園』は田畑に囲まれた豊かな自然の中にあります。長く働いている職員が多いため、家族のような信頼関係があり、新人さんが困っていればすぐに支えるチームです。若い人は少ないですが、そのぶん若手が入職したらかわいがってもらえると思います(笑)。介護は人に感謝され、「役立ち感」を味わえる貴重な仕事。景気に左右されない安定感も魅力です。未経験でも大丈夫。わからないことは遠慮なく質問してください!

介護職 | グループホーム夢楽園/2009年入社

INTERVIEW05
仲間も利用者様も、子育てを温かく支えてくださる。ママにやさしい職場です。
PROFILE ───── 2009年に介護未経験で入社。『グループホーム夢楽園』に配属となる。2013年にサービス付き高齢者向け住宅『ヴィライフ今保』へ異動。産休・育休を経て『夢楽園』に復帰した。プライベートでは6歳と4歳の子どもを持つママでもある。

INTERVIEW /

インタビュー

オオキタ・コーポレーションを選んだ理由は?

見学会が楽しくて、一気に働きたくなりました。

実はもともと、介護の仕事に興味はありませんでした。はじめて介護の道を考えたのは、前職を辞めたとき。姉に「これからは介護の時代よ」と言われ、知人が働くオオキタ・コーポレーションを見学してみたんです。見学に行ったのは、偶然にも月に1度の行事の日。職員さんのキーボードに合わせて一緒に歌ったり、ラーメンをごちそうになったりと想像以上に楽しいひとときで、一気に入社の意思が固まりました。

入社後はまず、3日間の基礎研修を受けました。最初に認知症がテーマのミュージックビデオを観たのですが、家族の記憶を失いつつある主人公に両親を重ね、思わず涙したことを覚えています。実務については、毎日先輩が付いて教えてくれました。トイレ介助などは自分にできるか不安もありましたが、特に抵抗は感じませんでしたね。わかりやすく教えてもらい、1ヶ月でひとり立ちできました。

子育てとの両立はしやすいですか?

ママ・パパが多い当社。理解者がたくさんいて助かります。

入社から4年経ったころ、子どもを授かりました。産休・育休までの期間は上司や同僚が移乗介助などをフォローしてくれて、とてもありがたかったです。育休復帰後も、周囲の支えにはずいぶん助けられました。当社は子育て経験者が多く、子どもが体調不良で欠勤したときも「仕方ないよ」「子どもは大丈夫?」と理解してくれる職員ばかりです。勤務時間も保育園のお迎えに間に合うよう、8時間から7時間に短縮してもらえました。夜勤の出勤時間も本来は16時ですが、私は子どもの食事とお風呂のお世話をしてから、19時に出勤させてもらっています。夜勤の回数自体も月2回で、ほかの職員より少なめです。子育てしやすい環境に日々感謝しながら仕事を続けています。

利用者様との忘れられない思い出を教えてください。

妊娠中にいただいた心づかい。胸が温かくなりました。

子どもがお腹にいるとき、歩行が難しい利用者様のトイレ介助をしたところ「1人でできる!」と拒否されたことがありました。そのときは理由がわからずショックでしたが、上司に相談すると「お腹が大きいから気をつかってくださったんだよ」と言われたんです。利用者様の思いやりに、とても温かい気持ちになりました。その利用者様は子どもがお好きだったようで、出産後に子どもの顔を見せに行くと大変よろこんでくださいました。利用者様は人生の先輩であり、中には子育てを経験している方もいます。「子どもが言うことを聞いてくれなくて」とこぼすと、「そんなもんよ」と励ましていただき、ホッとしたこともあります。感染症の心配がない時期は、休日に子どもを連れてきて園庭で遊ばせてもらったこともありました。

介護をするうえで心がけていることは?

否定せず、寄り添うこと。利用者様の笑顔が原動力です。

利用者様は認知症のためか、「あれが盗られた!」と訴えたり、同じ話を繰り返したりすることがあります。最初はどう対応すべきか少し戸惑いましたが、先輩の対応を見るうちに、お話を否定せず傾聴することが大切だと気付いたんです。以来私も、利用者様のお気持ちに寄り添う意識を持つようになりました。介護は、利用者様の笑顔が原動力になる仕事です。たとえばトイレ介助のとき、最初は「ごめんな~」と申し訳なさそうだった顔が、トイレを出るときには「ありがとう!」と笑顔になると、大きなよろこびを感じます。もっと笑顔を見るためにも、さらに自信を持って介護をしたい。そのために、子育てが落ち着いたら介護福祉士の資格を取ろうと考えています。仲間からも、利用者様からも信頼される職員になることが今の目標です。

\ SCHEDULE /

一日の流れ

9:00
出勤・バイタルチェック
利用者様の体温・血圧・脈拍を測定。バイタルチェックが終わるとティータイムの準備をします。
10:00
ティータイム
コーヒーや紅茶を入れ、感染症の心配のない時期は一緒におしゃべり。その後、利用者様をトイレへ誘導し、パットの確認をします。
11:00
体操・昼食前の口腔体操
体力維持のため、体操をします。体を動かした後は水分補給も忘れずに。食事を上手に飲み込めるように口腔体操をして、手を洗って昼食に備えます。
12:00
昼食
調理担当職員が手作りしてくれる暖かくておいしい食事を皆で一緒にいただきます。食事介助をし、食後は口腔ケアをします。
13:30
入浴前のバイタルチェック
水分補給の後、トイレに誘導してパットを確認。入浴前に再度バイタルチェックをします。
14:00
入浴・午睡
入浴介助を行います。お風呂から上がったら、お昼寝の時間です。
15:00
おやつ
お昼寝から起きたら今度はおやつの時間。おやつの後はトイレへ誘導します。
17:00
退勤
時短勤務なので、17時には業務終了。これから子どもを迎えに保育園へ行きます。お疲れさまでした。

\ MESSAGE /

先輩からのメッセージ

イラスト:女性

育休から復帰するときは不安もありました。子どもがいつ熱を出すかわからない、子育てと本当に両立できるのか……。しかしそんな心配はまったく必要ありませんでした。上司も、同僚も、利用者様も、みんな子育てを温かく見守ってくださる環境なので、安心して家庭と両立できますよ。今子育て中の方も、ぜひチャレンジしてみてください。